「ご紹介・２」

「ゴメン、さっきのは紹介しなくてよかったかも。
今度は先輩に当たる人を紹介するよ」

「頼みますよ」

「こっちが俺の仲間のカズ。
ダイレンジャー１のオシャレな色男で美容師でマダムキラーで目立たない男なんだ」

「もう少しましな紹介はできないんですか」

「俺は結城凱。
ほぉ、あんたら１の色男ねえ…

　なら、どっちかほんとの色男かきめようじゃないか。
フン、だいたい黄色のクセにオシャレって時点でお笑いだぜ」

「失礼な人ですね」

「気にいらねえんなら、遠慮なくかかってこいよ」

「そこまで言われては黙っていられませんね…
行きますよ！

「奥義！
急性二日酔い頭痛拳！」

「ぐっ」

「へ、へへっ、効かねえなあ…」

「なんですって？」

「だから最初っからもう気分悪くてな…
うぅっ」

「何をカッコつけてるんですか。ほら、しっかりしてください」

勝負の行方は持ち越しです