装甲騎兵ボトムズ
1/12「スコープドック」

やまと・2004
17800円（本体価格）

	2005年一発目の買い物はこちら、 やまとのスコープドックでした。 　えーまあ、ほんとは１月１日発売トイザらス限定レッドショルダーバージョンを買うつもりだったのですけど、当然のように売り切れていたので… 　実際レッドショルダーバージョン自体にはそれほどこだわりがあったわけでなく、キリコも付属だし値段的にオトクかな、と思ってただけなんですが(^_^; 　ま、それならということで、通常バージョン購入してきました。 　なので、まったくタイムリーさなくアップなのです。しかも資料（ボトムズオデッセイ）が発見できず記憶と説明書に頼った記述なのですけど。
	１／１２ということでけっこうなでかさです。実測で32cmくらい。 設定身長が3.8mなので、ちょっとだけ大きめかな？ 　パッケージがシースルーになっているのでよく見えますが、基本的にプラ素材そのままの色です。 なので少々あっさりすぎる感がありますが、ここは自分が好きなように塗装できるということで歓迎すべきかも。 なにしろいくらでもバリエーションできる機体ですからね。 　またこの写真では貼っていませんが、シールが４タイプ分ついています。 スタンダート、降下兵、オドン戦キリコ、レッドショルダーというラインナップ。 ギルガメス文字が懐かしい。 塗装したらデカールに置き換えて貼ろうかな〜と思っています。
	完成品の状態でパッケージにはいっていますが、各所アーマーは取り外し可能となっています。 脚はほんとは内側も取れるんですけど。 　ちなみに私のは足首が少し弱くて、まっすぐ立たせると後ろにこけそうになっていたのですが、足首内側にあるネジを締めることで解決しました。 （ミクロマン東京多摩基地のたおーさんから大きめのドライバーを使うようにアドバイス頂いてうまくいきました、ありがとうございました）
	各パーツは簡単にばらせます。劇中でも割とこんなシーンありましたね。 肘パーツをはずすことで腕アーマーも取れます。 　各パーツの差し替えができたり、外装の取り替えが出来たりすることから、バリエーションの発売に期待がかかります。 パーツだけ売ってくれたりすると嬉しいですね。ほんとは並べたいんだけど場所が…
	スコープドックの特徴的なアクション、ターレットレンズの回転ももちろんできます。 最初に設定画見たときは 「なんじゃこれ？」と思ったものですが、放送始まってオープニングでレンズ回るの見た瞬間にそんな思い消し飛んだような。 　さて、動きの方ですが軽いクリック感があって、定位置で落ち着くようになっています。 　上の画像から 「標準」 「広角」 「精密照準」 というのが初期設定ですが、モノによっては赤外線レンズとか書いてる資料もあるみたいではっきりとはわかんないですね。 ちなみに一番上にきているレンズがアクティブになっているようです。 　レンズの左右移動も可能です。 ここのスリット、プラモなどでは素通しだったのですが、今回はきちんと裏打ちしてあります。
	バイザーも開きます。 このスコープドックの頭の形ってのも微妙なラインで、当時のデュアルモデルは丸すぎるような、1/24プラモは平べったすぎるような、というところでしたが、このモデルはちょうどいい塩梅。 　ただ、頭部全体の可動がかなりシブいようです。 動かそうとして力入れるとバイザーの耳部分とかはずれたりしちゃうので要注意。 頭部内側、擦れるところの塗装を落とすつもりでペーパーがけしたら少しマシになりました。
	頭部をはずしたところ。 ペーパーがけ後、です。 　きちんとバイザー裏のディテールも再現されています。 こうしてみると、まったく外が見えないロボなんだなあと思いますね。まさに鉄の棺桶。
	コックピットハッチオープン。 両脇のシリンダーは設定にはないようですが、それらしいのでヨシ。 　シートはヘッドレストが可動。あまり意味がないような気はしますが。 　また、操縦桿も可動になっています。 これで シートに座る→グリップを立てる、操縦桿を定位置にひきよせて起動 という本編通りのアクションも再現可能。 これはなかなか嬉しいところですよ？ 　操縦桿をきちんと起こしておかないとハッチ閉鎖できないのもリアルかも。
	ここ、プラモ作ってた時からちょっと不思議だったハッチ。 なんのためにこんなとこについているんでしょうね、整備用ってことなんでしょうけど。 　ちなみにここもブロックごとはずすことが出来ます。シートペダルの可動が楽しめたり。
	もうひとつ、スコープドック、というかＡＴの特徴的なギミックだったグライディングホイール。 最初は直進だけだったのがどんどん進化して、横滑りなどやたらかっこよかったです、歯医者のような音もステキでした。 　こうやってホイールが内側についているのが設定通りのようですが、劇中では平気で外側にセットされていたりして、プラモ作っていた当時はどうしようか悩んだものです。
	ホイールはちゃんとコロコロできます。 そしてターンピックまで可動。 さすがでかいだけのことはあるギミックです。 　ターンピック部の取り外しも可能。
	さらにこれも特徴的なギミックでアームパンチ。
	アームパンチ用のマガジンを排莢側に押し込むと、スプリングで 「ばびょっ」と腕が伸びます。 これまでのスコープドックの玩具、プラモの中で一番効きそうなアームパンチかと。 　後はもう少しマガジンが長ければ押し込みやすかったのですけど、腰への収納の関係もあるし無理か〜。
	さらに特徴的ギミック（多いな）降着機構。 がしゃがしゃっと割とスムースに降着できます。強度的な不安も感じませんし、脚の形状も問題なし。 　劇中では乗り込み用の姿勢というだけでなく、ショックアブソーバーとして使用したり、このままオプション付けたりと効果的に使用されていました。 戦艦Ｘ内でこのかっこで戦ったこともあったかと思うけど（不確かな記憶）、あれもかっこよかったなあ。
	兵装はGAT-22ヘビィマシンガンのみ付属。 　マガジン、ストック、バレルが取り外し可能になっているので、ショートバレルバージョン等の登場が予想されます。 フォアグリップが可動で、がんばれば両手で持たせられます。 また、３点セレクターも小気味よく可動。 でもこれ、スコープドックの指で操作できるのかねえ？ 　私のはバレルの固定が甘かったので、本体突起部を瞬着で少しだけ太らせました。 　また、手首の交換が異常に固い！ので、各手首内側をちょっと削っています。 あと武器持ち手の親指がぽろぽろ取れるのでここも瞬着で太らせて対処。 　可動指や、武器セットも出て欲しいですねえ。
	腰アーマーには装備用のスリットがあいています。 とりあえず標準装備のアームパンチマガジン。 しかし、一度セットしたら土台からマガジンとりはずすのとても大変。 土台自体は簡単にとりはずしできるのですけどね。
	アームパンチマガジンの代わりにマシンガンのマガジンも装備できます。 装備としてはこっちの方が正解だよなあ、アームパンチばっかそんな何十発も使わないよなあ、とか思うところ。 　ここはフル装備時にマシンガンやロケットポッドが装備されるところでもあります。
	腰後ろのアーマーも取り外しできます。 （一度上半身と下半身を分離させてから） 　設定通りかどうかはわかんないけど、だいたいこんな感じでしたね。
	キリコいないので似たような大きさの…というと装着変身かな？ ちょっと上半身がつかえてうまく乗せることは難しいみたい。
	これまでの写真では大きさ伝わりにくかったと思うので、サイドバッシャーと。 どっちが強いかというとどうもスコープドック不利な感じですけど。
値段が値段だし、でっかいしでなかなか買いづらい玩具ではありますが、それだけの価値はあるかと思います。 デザイン上の限界まで可動しますし、各関節の強度もほぼ問題なし。 とりあえず足首のネジを締め直し、武器持ち手の親指をキツくしたらストレスなく遊べるのではないでしょうか。 ディテールはほぼアニメ準拠、塗装もなしなので大きさの割にあっさりに感じますが、そこは塗装とか汚しとかする楽しみもありだし、やっぱボトムズ好きなら欲しい逸品かと思われます。

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