KSC G17SERIES
「GLOCK34」
SEMIAUTOMATIC COMBAT AIR PISTOL

KSC・1999
16000円

トミーリージョーンズもお勧め（by「追跡者」）のGLOCKシリーズのセミロングモデル、
「GLOCK34」を、定評あるKSCがエアソフトガンとしてモデルアップ。
小気味いいモデルですよ、これは。
（下に写ってるのはダミーの弾です。これを発射するわけではありません(^_^)）

○実銃について 　銃といえば鉄製、という一般常識を大きく覆したことで有名なのが、このGLOCKシリーズ。 じゃあなんで出来てるの？っていうと、強化ポリマー、要はプラスティックを多用して作られているのです。 （それ以前にもポリマー製の拳銃はありましたが、いまいちマイナーでした） 　出始めの頃は、「空港のＸ線検査に引っかからない」だとかいう噂をともなって紹介されたりしましたが、もちろん、全部プラスティックというわけではありません（バレルやスライドは金属です）ので、そのようなことはありません。 　もともとはオーストリア国防軍の制式ピストルトライアルのために開発されたもので、1982年に完成。その後、オーストリア、ノルフェー、スウェーデンなどが正式採用、その他、各国特殊部隊、警察等に次々と採用、民間向けにも非常に人気の高い、大ヒット作となりました。 その理由としては、 ・操作性がよい ・軽量である ・撃ちやすい ・精度もよい ・装弾数が多い ・安い！　 などが挙げられているところです。 　さて、そのグロックシリーズのコンバットシューティング用（試合用）として開発された最新モデルがこのグロック３４。 スタンダートモデルであるグロック１７と比べ、 ・銃身長を21mm延長。 ・アジャスタブルリアサイトの採用。 ・ロングマガジンキャッチ、エクステンドスライドストップを装備。 などの違いがあります。 フレームは最新バージョンのフィンガーチャンネル、レイル付きのもの。

○この製品について 　GLOCK34を、リアルな製品作りで定評のあるKSCがエアソフトガン（ガスガン）としてモデルアップしたのがこれ。 　外観はほぼパーフェクト？らしいです。マニュアルセイフティも、実銃のギミックを活かし、トリガーセイフティの部分に、外観には影響せず組み込まれています。 使いにくいですが、使う人はあまりいないような気がするのでいいでしょう？ 　ただ、私のはアウターバレルにパーティングラインがばっちり入っているのが気に なるところ。消してやれば済むことですが。 　箱から出して持ってみると、これは人によるでしょうが、グリップ感が非常によいです。重量バランスもよいかんじ。 ロングマガジンキャッチを押すと、するっとマガジンが抜けます。 ガス注入口はどこ？と一瞬探しますが、マガジン下部のロックを外し、マガジンベースを前方にずらすと現れます。 「せっかくのグロックマークをつぶさないため」と 「落下時等に注入口が痛むのを防ぐため」だそうです。 　ガスはいいとして、今度はＢＢ弾ローダーがありません。 一発一発手で入れないとだめなのか？ということはなく、マガジンのフォロアーを指でしたまで押し下げてやると、そこでロックがかかって止まるという、上出来なシステムになってます。ぐっと押し下げて、あとはＢＢ弾を流し込んでやるだけ。 　さて、マガジンを入れて、そのままトリガーを引いても作動しません。インナーハンマーをロックしないといけないので、とりあえずスライドを引きます。 「シャッ」という感じで動きます。 　そして、トリガーを絞っていくと、「グググ、パチン」と言う感じでトリガーが切れると同時にブローバック。 リコイルは、強くはありません。重さがないのです。が、動きが鋭く、抵抗なく動くため、爽快な撃ち味(^_^)といえます。 前弾撃ち尽くすと、無事スライドストップがかかります。 ただし、季節が季節だけに、あまりにマガジンが冷えると、かからない場合もあり。 　命中精度については未だデータ不足。 ただし、リアサイトが上下左右に調整可能となっており、少し撃ってみた限りでは、そのサイトの調整に合うだけの精度はあるようです。 ホップアップは可変式。 　以上、総合的にみて、非常にお勧めの銃です。 コッキング状況が外観からわからない、という点が少々不便ですが、これは仕方ないか。地味な外観さえ気に入れば（グロック嫌いでなければ）、エアソフトガン好きの人は買って損なし、かと。 定価も、最近のブローバックモデルの中では安い方だし。

実銃・トイガン比較データ・グロック34
	実銃	トイガン
型名	GLOCK 34	GLOCK 34 （ガスブローバック）
メーカー	GLOCK社 （オーストリア）	KSC
全長	223mm	223mm
銃身長	135mm
重量	740g	675g
装弾数	17+1	23+1
使用弾丸	9×19	6mmBB

ホールドオープンした状態。マガジンは合金製で少々リアルさには欠けるが実用重視？

通常分解状態。マガジンを抜き、トリガーの上の方にあるスライドロックを解除するだけ。
ここからの再組立も簡単。

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