タナカ
「SMITH&WESSON M36」

タナカ・2001
15800円

チーフズ・スペシャルの名で有名なS&W M36。
黒檀のスムースグリップ（ホビーポート・カタヤマ製。ハートフォードのモデルガンにあわせて作ってあるため微妙に大きさが合わないが…タナカ用が売り切れてたんで…）、とグリップアダプターを装着してみた。

○実銃について 　SMITH&WESSON社の小型リボルバー。 同社の最小フレームであるＪフレームを使用している。 愛称CHIEFS SPECIAL。パッケージ等には「チーフズ・スペシャル」と書かれているが、実際には「チーフ・スペシャル」の呼称が正しいのだという話もある。Ｓが二つ重なったら発音しないのだ、ということ？ ま、個人的にはチーフズでもチーフでもどっちでもいいのだが… 　小型、軽量で携帯性に優れ、なおかつそこそこ強力な38spl弾を使用することから、私服警官等に愛用されたとか。 　ただし、小型化の代償として、一般的なリボルバーでは装弾数６発のところ、１発少ない５発となっている。あと、実銃はろくに当てられないという話もあるが、まあ近距離で使うものなのでいいのでしょう？ 　ちなみに日本の警官が使用している「ニューナンブ」は、内容的にはほぼこれと同じようなもの。また、一部ではこのチーフも使用されているようだ。

○この製品について 　有名な銃だけに、これまでもいくつかモデルアップされてきたが、特にこれまでのガスガンにおいては、ガス室容量の小ささ（リボルバーではグリップ内に設けられていた）などから、性能的にはちょっときついものだった。 　しかし、今回のこのチーフ、タナカ自慢のPEGASUSシステム（シリンダー内にガス室を設け、容量、ガスルートのロスをなくした）を使用し、これまでのものとは比べものにならない実射性能を誇る。 　なにしろ弾がまっすぐストレートに飛んでいく。これまでのリボルバー、例えばマルシンのチーフだと、少し離れれば的に当てるのはほぼ運次第、タナカのM10に至っては数メートルも飛ばないようなことがあったんでこれは段違い。 　まあ、小さいだけにPEGASUS第一弾のコルトピースメーカーほどのパワーはないと思うのだが… 　なお、装弾数だが、今回はシリンダーの一部がマガジンとなっており、シリンダー の穴の一つがそれで、そこに６発押し込むことができる。で、残りの穴にも一発 ずつつめて、合計１０発。ローダーが付いているが、別に使わなくても大丈夫。 　外観は、まあきっとよいのでしょう。セイフティもサムピースに仕込まれて おり、外観を崩すことはありません。 サイドプレート・シリンダー外装などの目立つ部分に金属が使われているところ も高ポイント。特にシリンダーが金属というのは艶とシャープさがあってよい。 　 　欠点というと、トリガーがやたら重いこと。連射はつらいです。ハンマーを 起こすのも、途中でひっかかるような感じがある。でもこれはもともとそういう 銃なのかもしれない。 あと、システム上しかたないけど、カートが抜けない、エジェクターロッドも 可動しない。 カートが抜けるモデルでも、めんどくさくてあまり抜かないということはあります が。特に自主規制後のカートは抜いても格好悪いし。でもエジェクターロッドは 動くと嬉しいんだけどなあ。 　総合すると、今回のこの銃もお勧めです。というか、小型リボルバーがほしければ他に選択肢がないというか。マルシンのとかも値段が半分くらいだしヘビーウェイトだしいいんですけどね。実際に撃って遊びたいならこれの方がいいです。 　しかし、ガスリボルバーもマルイ、タナカの新システムで性能上がってきましたね。ことにタナカのPEGASUSにはこれからも期待！

実銃・トイガン比較データ・グロック34
	実銃	トイガン
型名	S&W MODEL36	S&W MODEL36 （ガスリボルバー）
メーカー	SMITH&WESSON社 （アメリカ）	タナカ
全長	160mm	160mm
銃身長	51mm	41mm
重量	565g	350g
装弾数	5	10
使用弾丸	38SPECIAL	6mmBB

シリンダースイングアウト。
カートのお尻も再現。繋がっちゃってるけど。

手持ちのマルシンボディガード（木製グリップ付き）と。
このボディガードもお気に入りなんだけどね。
タナカもボディガードモデルを出して欲しいな。

箱だしだとこんな感じ。グリップはプラ。

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