ブルースワット
「グラビオン」

伝説の戦士の超兵器

○実物？について 　宇宙を守る正義の戦士、ゴールドプラチナムが使用する専用銃。 彼の意志に反応し、右手に出現する。 最大出力では惑星すら破壊するほどの威力があるらしい。

○この製品について 　パッケージに電光衝撃体感銃とあるように、発光ギミック・効果音ギミックに加えて、射撃の反動を味わえるギミックがウリ。 ギミック面では秀逸なものがあり、その爽快感は数ある特撮ヒーロー銃玩具の中でもかなり上位にあると言える。 　しかし、使用しているのがブルースワット路線変更後の象徴的存在であるゴールドプラチナム（通称金色のおっさん、または金色の地蔵様）であるためか、いまいち評価されていないアイテムのように思われる。

スマートな銃である。正直ゴールドプラチナム関係のデザインってどうだろう？って感じのものが多いのだが、グラビオンは悪くないと思う。 このつるっとした感じ、ブルースワットのゴテゴテした現用兵器系と好対照の宇宙舶来品な感じを出してたんじゃないかと。 ゴールドプラチナムが（ぷかぷか浮きながら）片手でなぎ払うように撃つのも、腕とダイレクトに繋がっている感じでヨシであった。

裏側。ネジ穴が目立つがこちらもあっさりしている。 しかし、この製品かなりコストダウンが計られているようでサイドの金、黒の部分はごっそりシールになっていて、自分で貼らなくてはならないのだ。 けっこう長いシールを貼っていかないといけなかったり、曲面に貼らねばならなかったりと面倒。 まあシールの質がいいのか、かなりしっかりくっついて浮いてきたりはしないのはよいところだけど。

さらにコストダウン？ 実はこの玩具、メインスイッチがないのだ。電池を入れたらいきなり遊べる。というか入れっぱなしにしているとなにかのショックで動き出してびっくりする。 　バレル下の部分にいかにもメインスイッチみたいな赤いスライドスイッチがあるけど？と思うのだが、これは音声切替スイッチなのだった。 ２つの銃撃音を使い分けられる、のだがイマイチ違いははっきりしない。これは衝撃体感のためのモーター音とウェイト激突音がでかいからかも。

電池は単２型を２本使用。電池ボックス内はプラスマイナス区別ない端子だったり、電池蓋は回転するツマミで押さえてるだけだったりとここもなかなかコストダウン気味。 しかしこの電池蓋方式はけっこう丈夫なところが評価できる。見た目はよくないが。

トリガーを引いて射撃開始すると、モーター音、射撃音とともに銃口が光る。 そして同時にサイトにあたるこの部分（パッケージにはスコープと表記）で光が上下する。 これは反動ギミックと連動しているようで、反動のタイミングと同様に上下するのがなかなか楽しい。 　トリガーを引いている間、景気よく射撃を続けられる。 その間オートで反動がガツンガツンと来るのが素晴らしい。釘打ち機を使っているような感じと言えるかも。 しかしマジでガツンガツン音を立てるので、家庭内での連続使用には注意が必要と思われる。 　ちなみにモーターを動かしているせいか結構電池食いのようだ。 また、下に向けて撃ったりすると動作が怪しくなるので注意。

銃口部。 クリアオレンジがなかなか美しい色合いである。おかげでどってことない内部メカも高級に見えるというものである。 ここには光源が３つ仕込まれ、派手に点滅する。 暗い部屋で撃つと楽しいが、夜中に撃つとやっぱり家庭内の問題が起きかねないので要注意。

いつものごとくコンバットコマンダーと比較。 片手で扱う銃としてはけっこう大きい。 　グリップ部が小さいのがアンバランスであるが、もとより子供向けの製品なのでやむを得ないか。 それでも大人の手でもストレスなくグリップできる。

番組自体がイマイチ人気ないのか、比較的手に入れやすいブルースワット玩具の中でも、使っている人の不人気さからかお手頃価格で販売されていることが多い。 銃玩具好きな人は見かけたら押さえておいて損はないかと思う。 　正直他のゴールドプラチナム玩具がどうかしてる （なにとからめていいかよくわからないスターフォートレスとか、これだけあってどうするねんというパルサーポッドとか） こともあってひいき目に見てしまうのかも知れないけど、私はこの玩具割と気に入っているのです。

実銃・トイ比較データ・グラビオン
	実銃	トイガン
型名	グラビオン	グラビオン
メーカー	不明	バンダイ
全長	不明	350mm
重量	不明	580g
装弾数	不明	なし
使用弾丸	不明	なし

ギミック等データ
パワーソース	単２電池×２
発射機能	なし
ライト	銃口、スコープ
サウンド	射撃音２種
その他ギミック	反動ギミック
大きさ	実物より少し小さいか？
グリップしやすさ	大人でも問題なし

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