仮面ライダーカブト
「DXカブトゼクター」

バンダイ・2006
4500円


第一変身、マスクドフォーム状態



第二変身、ライダーフォーム状態

○実物?について
 仮面ライダーカブトの変身アイテム。
対ワームの秘密結社、ZECTによって開発されたらしい。
ベルトを持った有資格者のもとに、本体ともいうべきカブトゼクターがZECT本部からジョウント(空間跳躍)により飛来し、変身する。
空間跳躍できる割には地面がりがり潜ったりと力任せな面もあったが。

 装甲にすぐれたマスクドフォーム、そこからキャストオフ(脱皮)することにより、時間流をも自在に行動するライダーフォームへの変身を可能とする。
(第2話終了時点で明らかにされているのはこの程度であるが、まだ裏がありそうなアイテムである)

○この製品について
 多彩なサウンド、発光パターンを持つ。
アギト以来となる回転発光、ファイズギア的な変身システム、ブレイドのターンアップ、オープンアップの要素を持ったギミックなど、これまでのベルトの集大成的な製品。
ゼクター本体の塗装も美しい。
実際の音声、動作については、キャストオフナンバーキャンペーンのムービーで確認できるので参照されたい。


マスクドライダーシステムの中心となるカブトゼクター

 メインスイッチはカブトゼクターのお尻の部分に。

 羽根は開閉可能、飛来シーンを再現できる。
もう少し開いてくれるとさらによかったのだけど。

 左脚に当たる部分(変身時上に来る方)にはフルスロットルと呼ばれる3つのボタンがある。

 ゼクター単体でこのボタンを押すことにより、
「Danger!」
「Here I am!
の音声、もしくは飛来時の羽音がランダムに再生される。
ランダムではなく、3つのボタンに割り当てて欲しかったところだが…
 羽音→変身というのが今のところの劇中での流れなので、それがスムースに再現できないのが残念。

 電源オンで起動音とともに赤いLEDが発光。
単体での3種類の音声ギミック時には中心がオレンジに輝き、それぞれことなる発光パターンを見せる。

 バックル。
劇中では現在2本登場しているが…
第一話では発光、放電し、待機音を発していたが、この製品にはギミックなし。
ま、あたりまえですか。

 上下にある赤いボタンが解除ボタン。ゼクターをはずすときはこれを押して引き抜きます。

 あと、撮影し忘れましたが裏側にもしっかりモールドがあります。

 ゼクターをバックルに装着すると、警報音の後
「ヘンシン」の音声が流れ、合わせてLEDが発光する。
マスクドフォームへの変身である。
劇中では装着前に警報音が流れているが、やはりそこまでの再現は無理かな。

 なお、このモードで上部ボタンを押すと、ズシャンズシャンズシャンという足音?のような音と共にLED発光。

 マスクドフォームからゼクターホーン(ツノね)をカチリ、と起こすと、待機音がなり、発光。
ライダーフォームへの変身待機に入る。

 そして一気にゼクターホーンを倒しきると、
「Cast off!!」
の音声の後LEDが回転発光!
この際中心のLEDは赤橙緑の3色に変化しながら発光する。
「Change beetle!」
の発声で変身完了。
このキャストオフで敵をふっとばすのがちょっとブレイドの変身畳を思い出させますね。

 第二話ではベルト回転発光はしてませんでしたが、これからそういうシーンはあるかな??

 このライダーフォームの状態から必殺技ライダーキックの発動を行う。

 上部ボタンを押すと
「One!」
の発声とともに左のLEDが発光。

 さらに押すと
「Two!」
で中心のLEDも発光。

 そして3つめ
「Three!」で
右も発光し、3つのLEDが光り輝く。

 ボタンはどれを押しても同じ。
同じボタンを3回でも支障はない。
やはり順番通りに押したいところだけど。

 ちなみに4回目を押すとカシャーンというような打撃音?が流れるが、そのまま次のアクションに移ってもライダーキックは発動する。

 ゼクターのカバーを閉め、

 ゼクターホーンを一旦元に戻す。

 ホーンを途中まで起こすとキックのタメの音と発光。

 そして倒しきると
「Rider kick!」
の音声に合わせLEDが輝く。
最後にキック音が入っているともっとよかったのですが。

 このけっこう手順を踏むライダーキック発動、どのように見せてくれるのかなと思っていたら、かなり素早いアクション、手慣れた雰囲気で格好良いものでした。
第2話では回し蹴りでしたが、この後跳び蹴りパターンは出るのか?

 非常に多くのギミックのあるベルトで、他にゼクター単体でホーンを起こしたときの
「Mistake!」やライダーフォームからマスクドフォーム状態に戻したときの
「Put on!」
バックルから解除した時の解除音などがあります。

 電池はゼクター裏側に収納、単4電池を2本使用。
蓋は棒状の物でボタンを押して開ける方式。

 こっからオマケ。
カブトムシ型メカというとやっぱりこれを連想するなあ。
 どこから来たのかごくろうさんね、な言葉はむしろこのカブトゼクターに合うかも?

 羽根を開けるとさらに似てる?

 直系な感じのビーファイターカブトのと比較。こっちはそれほど似てない?
むしろグランセイザーのドルクルスの方が近かったかも。

 割と大きさはぴったりでした。
 音声満載、LEDでの多彩な発光パターンと、ギミック面ではこれまでのDXベルトを凌駕するベルト。
後は番組での活躍次第ですが、玩具単体としては非常によいものと言えましょう。
 しかし2話終了時点で大きな残念ポイントが発覚。
「クロックアップ」「クロックオーバー」の音声がないじゃないですか。
これはすごく重要なとこだと思うのだけどなあ。
確かに劇中ではサイドバックル部分がスイッチになっているみたいだから、この形態では再現困難だとは思うけど…


アークルと比較。ちょっとツノが邪魔そうです。どっか引っかけたりしないのだろうか。

実物・トイ比較データ・カブトゼクター
実物 トイ

型名
カブトゼクター 変身ベルトDXカブトゼクター

メーカー
ZECT バンダイ

腰回り
50〜68cm

重量
400g(電池含む)

ギミック等データ
パワーソース

単4電池×2
ライト

LED×7、中央のLEDは3色発光
発光パターン多数
サウンド

全15種
その他ギミック

カバーオープン
大きさ

実物大?
装備しやすさ

成人男子は改造必須



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