クリスマスのショックから立ち直れないジョーは未だふて寝していた。

「ケッ、俺はもう起きねえぜ。ふて寝だフテ寝」

「起きなよフライデー。お正月ももう過ぎたよ。お年玉もあるよ」

「うっせーなー、なんだよお年玉ってよう」

「ははは、あれだよ」

「えっ！あれは！？」

「筏だ！どうして？」

「新年のお祝いに作ったよ。悪いけどクリスマスツリーも使わせて貰った」

「…木がねえ」

「気にするなよフライデー。木はまた生えてくるさ」

「アンタ、気が長いな」

「一緒に行かないのか？」

「ボクの島だからなあ」

新たな旅立ちに希望を燃やしつつ、つづく