大紀行

	（いやだ…）
	（喰われたくない！）
	「弱肉強食、弱い物に未来はない…」
	もぐもぐ 「俺は今、そんな世界にいる」
	「なんでそんなことになっちまったかと言うと…」
	回想 あれからも俺たちは謎の追っ手に追われ続けた。
	俺たちは逃げた、逃げ続けた。
	だがとうとう限界がきた。 俺たちは囲まれ、逃げ道を失った。 　そのときだ、ヤツがこういった。
	『こうなったら最後から二番目の手段を取るしかねえ！』 『なんだよそれ、まだ最後じゃないのかよ！』
	『行くぜ！ 時・空・跳・躍！』
	ウニョ〜ン
	ウニョニョニョニョ みしっ
	ぼきっ 『あ！』
	「…というわけで、俺は一人で放り出されちまったってわけだ。 けっ、せいせいするぜ」
	「…」
	「でもこれからどうしよう…」
こちらも途方に暮れつつ つづく

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