密林にもクリスマスイブ

前回までのあらすじ
 今回番外編なんであましかんけいないかも?

「もう年末。今年もおわりかぁー」

シャンシャンシャン

「あれ、なんかヘンな音が??」

「ほっほっほ、
メリィー、クリスマース!!」

「え?」

「わしじゃよ、
サンタクロースじゃよ」

「ああっ、ちまたで噂のサンタクロースだ!」

「ほっほっほ、
わかればよいよい。
さあ、良い子にはプレゼントを!!」

「うわぁ、やったー」

「じゃ、じゃが…悪い…子…には…」

「あれ、どうしたの、だいじょうぶ?」

ばったり!

「わあっ、たおれちゃったよー」

「わ、悪い子…に…は……」

「ジャ、ジャンヌせんせいー」

「これは脱水症状ね!こんな熱帯に暑苦しいかっこしてくるからよ。私にいわせてもらえば、『馬鹿』ね。」

「ウキー」

「悪い子にはム…ムチ…を…」

「あー、このプレゼント袋、からっぽだよー!」

年末も押し迫っているというのに、行き倒れを拾ってしまった
密林の王者であった。
21世紀へつづく


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