密林の友人

前回までのあらすじ
 謎の魔女への雪辱へ向かった二人。しかし強力な魔術の前に、撤退を余儀なくされたのだった…

「こないだはひでえ目にあったぜ。だいたいてめえがトロすぎるんだよ」

「こんどはだいじょうぶ!いっしょに密林の平和を守るトモダチをつれてきたよ!」

「紹介するよ!密林のトモダチ、ミクロライダーアマゾンくんさ!」

「キシャーッ」

「…確かに強そうだけど、『キシャーッ』てのはなんなんだよ」

「だいじょうぶ!ちょっと言葉は通じないけど、平和を守るいいヤツさ!
噛み付き攻撃が得意ワザなんだ!」

「シャー」

「まあてめえよりはよっぽど使えそうだけどな」

ガブ(噛)

「帰ってもらえ(怒)」

「ガジガジ」

友情の板挟み、どちらを優先すべきか悩む密林の王者であった。
続く


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