| 密林の王者の前に現れた、謎の英国人フレッド。 彼は密林の王者に己の技術を伝える決心をしたのだった。 |
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「まず大切なのは？」 |
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「わかしたての、沸騰したお湯をたっぷりと！」 「そのとおり！」 |
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「まずポットに沸かし立てのお湯を注ぎ、全体を温める」 |
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「カップにも同様、お湯を注いで温めておく」 |
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「ポットのお湯をいったん捨てて」 |
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「人数分の茶葉を入れる。 お茶は必ずしも高級なものでなくてもいい。 だが、新鮮なものを」 |
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「そこにぼこぼこと沸騰させたわかしたての熱湯を一気に勢いよく注ぎ、茶葉をジャンピングさせる。 そしてすぐに蓋を。」 |
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「蓋をしたら充分に蒸らす」 「フム、これまではいいですよ」 |
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「時間はきっちりはかって…細かい葉なら２〜３分、大きな葉なら３分間」 「じっくり待つとしましょう」 |
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「ミルクティーが英国流の基本。 ミルクが先か、お茶が先か、それはお好み次第」 |
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「茶こし（ティーストレーナー）を使ってお茶を。味にムラが出ないよう、回し注いで」 |
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「では、いただきます」 |
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「どうですか、せんせい」 「そうですね…」 |
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「まずはごちそうさまでした。よいお茶でした。 キュウリのサンドウィッチやスコーンがあればよりよいのですが、イレブンジィズと考えれば悪くありませんよ」 |
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「…つまり、あなたに教えるべき事はもうなにもないということです。よくやってくれました。」 「せ、せんせい！」 |
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こんな淹れ方したことないけどな、と思いつつ、 |
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