素体くんライダー改造法
（ライダーヒーローソフビ＋オオツカ企画素体）

何度か問い合わせをいただいたこともあり、ごくいいかげんな
やりかたですが、なんらかの参考もしくは気休めになれば、
とアップしてみました、私のやってる素体君改造方法。
「もっと上手いとこあるじゃん」とは言わない約束。

１．下ごしらえ編

	では用意いただくもの。・可動にしたいソフビ・オオツカ企画素体くん（DX素体くんブラックバージョン）・カッターナイフ・ドライヤー　もし接着が必要であれば、瞬間接着剤を用意するとよいでしょう。ものによっては両面テープを使うこともあるかもしれません。　今回はとりあえず手元に転がっていた仮面ライダーBLACKをやってみます。「スーパー特撮大戦」にも出るみたいだし。
	ではまずソフビをばらします。だいたいこのくらいに分割できるはず。継ぎ目の部分でちょっと斜めにねじってやればすぐはずれます。どうしても堅い場合はドライヤーを当ててやわらかくしてやるといいですが、まずそこまでやらなくても大丈夫。　ソフビですが、ライダーヒーローシリーズの場合、クウガ以降？材質がやわらかく、薄くなって作業しやすいようです。特にアギトシリーズのものは楽。　後の作業なども考えると、アギトシリーズのG3-Xあたりが一番簡単かつかっこよく仕上がるのではないかと思います。
	次に各関節ごと、そして必要部分・不要部分に切り分けます。これはできあがりを考えて、充分考えて切断してください。後述しますが、特に肩アーマーはどうするか考える必要があります。最近のライダーだと装甲部とアーマー部の区別が付きやすいので、要不要の判断はしやすいでしょう。 BLACKではこのように切り分けてみましたが、ベルトの上部の黒アーマーを切り取ってしまったのは失敗。　なお、切断時に堅いようでしたら、やはりドライヤーでソフビを温めてやるとさくさく切れるようになります。ケガに注意！　カッターナイフは、私はそれしか使えないのでデザインナイフ状のを使用していますが、手慣れたやつでかまわないと思います。
	切り分けができたところで、素体と大きさを比較して、大丈夫か確認。　なお、手足（グローブ・ブーツ）はこの時点で一旦軽く装着して様子を見るとよいでしょう。　このBLACKの場合は腕・足とも問題ないようでしたが、すでにこの時点でうまくはまらないということもあります。原因は・グローブ・ブーツの内径が素体くんより細い・腕もしくは足が長すぎて途中で止まる　などがあるでしょう。内径の問題の時は、内側から削りこんでやるのですが、あまりに細い場合は諦めたほうがいいかもしれません。　手足が長すぎる場合は思い切って素体くんを切断してやりましょう。
たとえばＧ３だと、左手が奥まで差し込めません。これはＧ３の手の中に身がつまっているためです。	その場合は、この段階で少し手の先を切ってやります。（様子を見ながらね！）どうせ見えなくなるのでニッパなどでばちんとやっても問題ないでしょう。ある程度余裕をもってはまるようならそれでよし。
	切断時に注意すべきところがこの肩アーマー。 BLACKは肩アーマーだけで筒状になっているので差し込むだけで大丈夫。なのでアーマー部だけ切り取ればいいのですが、例として… このように本来の肩との接合部を一部残す方法もあります。この接合部部分を胸アーマーで押さえて固定してやろう、という作戦なわけ。　これはクウガのように、お椀状の肩アーマーの場合に有効かと思います。私は両面テープで処理しましたが、可動の邪魔にならないのはいいのですが、動かしているうちにはずれることもあって少々問題でした。
	ちなみにＧ３やＧ３－Ｘ（きっとＧ４も）は、このように肩部と上腕部アーマーを一体に切り取れば、上腕部が筒状になっているので、腕に差し込むだけでしっかり固定できます。　このあたりはそれぞれのソフビのパーツ構成を見て判断してください。
	大きさ確認、必要であれば手足の切りつめを行った後、スーツを着せてやります。　着せたあと、腿、二の腕等が貧弱と気になる場合は、素体に柔らかめのスポンジテープでも巻いてやってもいいでしょう。やりすぎると変ですが。　ＤＸ素体くんブラックはこの黒スーツが付属。ちなみに私はオオツカ企画の通販で購入しています。スーツなしの素体くんならもっと安いので、縫製ができる人はそれでもいいかも？その方がいろんな色のスーツできるしねー。　他には、オオツカ企画の製品で、黒スーツ付きのショッカー戦闘員（黒じゃないのもあるようなので注意）とかが安く手に入るようならそれでもいいでしょう。ＤＸ素体くんに付属のこのスーツはビニール？合皮？という素材ですが、ショッカー戦闘員のものなどはジャージ地で、また違った印象になります。
ＤＸ素体くん付属のものはこのようにベルクロ式。比較的薄くなるのでよいです。	以前のＤＸ素体くんに付属していたものなど、ジッパー式のものもあります。これの場合、ジッパーの持ち手などが邪魔になる場合があるので、しめた後にニッパやペンチででっぱってるとこを切り落としてしまうというのも一案です。